【埼玉県越谷市・吉川市・松伏町・三郷市】フレーム修正作業工程
横から飛び出して来た車と衝突。バンパー、ボンネット、フェンダー、エンジンルーム内も破損。エアバックも開いています。購入してまだ6ヶ月だったということで「新車同様綺麗に直したい」とお客様はお考えでした。
ランエボ10
エンジンルーム内の骨格部品にも損傷があったためエンジンを降ろします。
スパネージ、ジグ式修正機に固定します。
固定方法は足回りなどの取り付けに使用しているボルトの穴を利用します。しっかりと固定できることで後の作業が正確、安全にできます。
修正機の固定部分(コラム)に寸法を確認できるように数字が振ってあるのがわかると思います。スパネージ、ジグ式修正機は固定をすることでも寸法を確認できる優れもの。
写真のような計測器を付けることで縦方向の寸法もわかるようになるので3次元の計測もできます。
エンジンルーム内の塗装が終わり外板パネルの塗装を行います。塗装ブースの中に車を入れてマスキング(養生)作業、塗装を行います。
左フロントドアにの前側に白っぽく見えるのはサフェーサー(下処理用塗料)。ぶつかっていたフェンダーがドアと重なってしまい干渉していた部分を補修しています。
塗りおをった外板パネルを組み付けます。作業途中なのでエンジンルームにホコリ等が付くのを防ぐためにビニールをかけています。
パンパー、ライトなどを取り付けていきます。
足回りに影響があると思われる事故や足回りに関する骨格部品などを交換した場合は最終的なチェックのために4輪アライメントを計測します。
事故修理終了後、再度入庫していただきました。お客様の依頼でフロントバンパーアンダースポイラー、ボンネットをカーボン仕様に交換しました。
ほとんどの外販パネルに損傷がありました。乗車定員、ロールゲージ取り付けなど改造車検(構造変更、乗車定員変更など公認車検)を取得していた車両であったためお客様の希望により、買い替えではなく修理を選択しました。部品代を低く抑えるために商用車中古車輌を購入。ルーフを含む外販パネルを使用し修理しました。ボンネットは形状の違いがあるので新品を使用しています。
ルーフ、ボンネット、右側フェンダー、フロントドア、リアドア、クオーターパネルに大きな損傷がありました。
この角度から見るとガラスの丈夫取り付け部がつぶれて大きく変形しているのがわかります。
修正機の上に固定します。外板パネル部品を交換する前に変形した接合部分を修正しておきます。修正時にタワー(牽引機)を使うので作業に必要の無い部品を取り外します。
左のフロントドア側の枠に付いている赤い×はほかの部分を修正しているときにこの部分が変形しないように固定しています。
エンジンルーム内の修正、部品交換が終わり、ルーフも切り取られました。
8番目の写真のものが取り付けられるようにさらに外板パネルが切り離されます。
中古で購入した営業車ランサーから修理車に取り付ける部分を切り離します。
この部分が丸ごと修理車に取り付けられます。
上の写真から工程がかなり飛びましたが取り付けが完了しました。この後接合部の形成、防水処理、防錆処理などを行い塗装を行いました。
塗装、仕上げも終わり完成です。
10年ほど前の作業をご紹介いたしました。
現在はお客様の希望がありましても中古車などを使用しての移植のような作業はお受けしておりません。
(*中古部品を使ったドアなどの交換作業は行っております。)